フレームサイズってとっても大事です。試乗会では、各ブランドのブースで試乗車を借りる際、かならず「サイズは？」と聞かれます。でも、適正サイズがわからない場合は照れずに「わかりません」と答えましょう。あとは各ブランドのスタッフがあなたの身長、手足の長さなどから適正なサイズを選んでくれるハズです（各ブランドごとに適正身長のチャートなどを持っていて、ピッタリなサイズをアドバイスしてくれます）。
基本的にお店で売っている自転車は「つるし」などと呼ばれるように、だいたいお客さんの身長やカラダの各部の寸法の平均値をもとに作られています。ですから身長さえ分かればどのサイズが合いそうかはほとんど分かってしまうのです。

注意したいのは、大きすぎる自転車には乗らないこと。海外の自転車ブランドの場合、試乗車として準備されるサイズが日本人にとっては大きすぎる場合があります。たとえ興味のあるブランドや車種でも、大きいサイズしかなかった場合は素直に試乗することをあきらめましょう。試乗しても怖く感じたり、乗りづらく感じるばかりで、印象は悪くなるばかりです。自転車にまたがった時に足が地面にとどかないような自転車や、サドルから前に降りて両足が地面につかない自転車には危ないので乗らないでください。

サドルの高さの基本は、ペダリングして一番下に足が下がった時にヒザが伸びきってしまわない程度とおぼえましょう。またサドルの角度も重要です。走り出して股が痛いと感じたら、それはサドルの角度が合ってないせいかもしれません。スタッフにお願いして、サドルの角度を調整してもらいましょう。

自転車のギアを変えるのが「変速機（シフター）」です。このシフター、かなり時代とともに変化が進んでいます。自転車のジャンルによってもかなり変わってきています。きっと久しぶりに本格的な自転車に乗る場合には驚かされることでしょう。どんな風にしたらシフトチェンジできるのかは、これも照れずにメーカーのスタッフに乗り出す前に聞いてみましょう。

ちなみにロードバイクの場合は、ブレーキレバーが＝シフトレバーという変わった機構の場合があります。上級者向けのモデルでは手前に引くとブレーキ、横にスライドさせるとシフターなんていうモノもあります。説明を受けておかないと試乗しはじめた直後に困ったことになる場合もあります。

さらにマウンテンバイクの場合はもっと多種多様だったりします。同じメーカーのパーツだったとしてもシフトチェンジのしかたはパーツのグレードによってさまざまです。どんな風にしたらシフトチェンジできるのか、照れずにメーカーのスタッフに乗り出す前に聞いておきましょう。

	その名前の通り、もともとは山道を走ることを目的に作られた自転車です。タフで、オフロードを楽しく走るのにぴったりのタイプですが、段差の多い街中でも大活躍！サスペンションもついていて乗り心地は抜群です。
	デザインはマウンテンバイクですが、基本的にオンロードを中心とした街中を走ることを想定して作られています。基本的にスポーツユースではなくタウンユース用で、比較的手ごろな価格で市販されています。
	もともとは、自転車の最高峰のレース「ツール・ド・フランス」などに代表されるロードレースを戦うために作られた自転車。それだけに、アスファルトの路面を走るには最適です。そのスピード感は一度ハマったら抜け出せないかも？
	マウンテンバイクのシルエットで、アスファルトの路面を走るのに最適な仕様になっているモデルが、この「シティーパス」とか「クロスバイク」と呼ばれるジャンル。都会派の普段乗りにはかなり最適なモデルに仕上がっています。値段も手頃なモデルが多いのは魅力。一度試乗してみる価値あり！
	都会では自転車の置き場にも困るもの。シングルライフで１ルームに住んでいて駐輪場がない、なんて場合に急浮上するのが折りたたみ自転車。でも本格的な折りたたみ自転車ならば長距離のツーリングだってできてしまうのです。その独特な「小径」の感覚はぜひ一度ご試乗あれ。
	「BMX」は近年、レース・パーク・フラットというジャンルの違いによる、自転車のフィーリングの違いがはっきりしてきています。各ジャンルによって、フレームの大きさやハンドリングも大きく変わってきます。簡単に言えば、比較的フレームが大きいのがレース、小さめなのがフラット、パークはオールマイティーな中間的な存在。このあたりのフィーリングの違いは、ぜひ乗り比べて体感していただきたい。
	「これってどうやって乗るんだろう？」と思ってしまうようなリカンベントと呼ばれるモデルなど、とにかくいろんな自転車に逢えます。興味が出たら後学のためにも迷わず試乗すべし！