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フランスの「ベリブ」あたりに端を発したシェアサイクル（シェアバイク）は、「どこに駐めてもGPSで管理」という中国初のアイディアを経て、世界中に溢れ始めました。
その数、現在、各社あわせて1000万台以上にもなると言われています。
思った以上にハイクオリティな車体、便利すぎるシステム、驚きの低価格……。しかし、北京などでは、クルマや歩行者の邪魔になる、などの弊害も言われ始め、すでに当局から「これ以上増やすな」とのお達しが出ています。
はたしてシェアサイクルの今後はどうなるのか。日本型のシェアサイクルはどのような形がベストなのか。
現状の光と影を鑑みながら、今後のシェアサイクルのあり方を考えていきます。

ゲスト

疋田智（自転車ツーキニスト） 1966年宮崎県生まれ。自転車に関する数多くの著書で知られる自転車文化の論客にして、NPO法人自転車活用推進研究会の理事も務める、まさに“自転車界のご意見番”。 自転車通勤をする人を指す「自転車ツーキニスト」という言葉を世に広めたことでも知られる。著書に『ものぐさ自転車の悦楽』 『自転車ツーキニスト』 『だって、自転車しかないじゃない』など。